希望どおりに建てるコツは？注文住宅の購入時に感じやすい疑問について解説

注文住宅の購入にかかる費用の目安

注文住宅の費用は建物を造る資金と土地を購入する資金で構成されています。
これらを合わせた購入代金の総額は全国平均で4606万円とされており東京と名古屋、関西圏の平均は5359万円です。
土地を購入する予算は全国平均で全体の約34％とされており東京と名古屋、関西圏の三大都市圏では約41％を占めます。
注文住宅を造る場合には予算全体の3割から4割を土地の購入資金が占めると考えることができます。
ただし既に土地を所有している場合には購入資金が不要になり、建物を建てるための資金だけが必要になります。
都市部では土地の代金が高騰している傾向があり、全体的な予算の総額が大きくなるのが一般的です。
土地の購入代金はエリアによって相場が変化するので、人気のエリアに住みたい場合には建物の代金とのバランスを考慮しなければなりません。
なるべく土地の購入予算を少なく抑えれば建物の費用を増やすことができます。
注文住宅を建てる場合には最低限の条件を考慮して土地購入のための予算を決めるとよいでしょう。

注文住宅はトータルコストを考慮する必要があります

注文住宅は設計の自由度が高く理想的な家造りが可能ですが、トータルコストを意識する必要があります。
費用は大きく家造りに必要なものと土地の購入代金に分類できます。
さらい家造りに必要な総費用の内訳は本体工事と別途工事に必要なものの他に諸費用で構成されています。
本体工事に必要な代金は建物そのものが対象なので、庭や駐車場など建物以外の構造物を含みません。
一般的な広告などに表示されている注文住宅の価格や坪単価は本体の工事費用を指しています。
トータルコストのうち75％から80％が本体工事の代金で占められます。
広告などに表示された価格は建物の工事に必要な代金なので、実際にはそれ以外の費用が加算されることになります。
建物の工事に必要な代金の内訳は基礎工事と木工事、設備・電気工事などで構成されています。
別途工事費は建物以外の構造物を造る場合に発生するもので、総費用の15％から20％が相場とされています。
地盤改良などが必要になる場合には金額が大きく変わります。